会計事務所の規模別特徴って?(前編)

会計業界

こんにちは!

会計事務所、たくさんありますよね。
どんな違いがあるのでしょう?

今回は、私が知っている、会計事務所での規模別特徴についてご紹介します!

(注) その会社や時代により、状況はかわります。
   あくまでも、わたし個人の体験談と感想になります。

● 四大税理士法人
いわゆる「ビッグ4」です。
世界的に展開する監査法人が併設している税理士法人です。

入社すると、どこか1つの部署に属することになります。
M&Aや移転価格、コンサル部門といった、専門的な部署もあります。
特定の業種(不動産業界や金融機関、公益法人など)を対象とした部署や、
日本で働く外国駐在員さんを対象とした部署もありました。

私は一般法人対象の部署に属し、主に申告書の作成を行っていました。
企業は監査と税務をセットで依頼しているので、
監査法人に同行して、税金引当(要するに「未払法人税等」の金額)のレビューを行うという業務もありました。

私の属した部署での業務は、株価評価や相続はもちろんのこと、
月次の記帳、決算、年末調整、所得税申告書作成、
給与計算や社会保険事務といった業務はなく、業務の幅は限定されていました。

お客様との関係はドライでした。
これも部署によりますが、やりとりするお客様は企業の経理の方々です。
基本的にはお客様とお会いすることはなく、メール(とたまに電話)で完結します。
基本的にはタイムチャージ(かなり高額!)なので、日常的に質問を受けることはありませんでした。
(つまりは、お客様との関係性はドライで、関係性を築くような経験が積めない、ともいえるかと思います。)

繁忙期は激務である一方、休みはとりやすかったです。

どんな人に向いているかというと、例えば
・ 経験をある程度積んだ人
・ 経験はないけれど専門分野で働きたい人
・ いずれ企業の経理部や税務部で働きたい人
・ 安定を求めたい人
・ 英語が堪能な人
かなあと思います。

● 大規模会計事務所
 スタッフが100名程度(あるいはそれ以上)の事務所です。
 こちらは私は勤務経験がないので、割愛します。
 

● 小規模事務所(15人くらいまで)
 所長と数人のスタッフでの経営です。
 日本では、ほどんどの事務所がこの規模になるようです。

一言でいうと、「いろいろある」です。

 創業してから長い年月がたっていて、経験豊かかなスタッフさんがいて、
 落ち着いて仕事ができる場合もあるでしょう。

 創業したてで、これから大きくしていくぞ!という場合もあります。
 創業したてで、これから大きくしていくぞ!という場合は、
 新しく人を迎えるために売上が必要なので、
 業務量が多くワークライフバランスがとりにくい傾向にありました。
  
 チェック体制が整っている事務所もあれば、
 月次は一人完結で、申告書は所長がさらっと見る、という事務所もあります。
 未経験でこのような事務所に入社すると、いつまでも基本が身についていない!
 なんてことも。

 毎日決まった時間に、みなそろって録画したお笑いテレビを見ながらお弁当を食べる、
 という事務所もありました。(自由に過ごしたい私にはつらい日々でした。)

 要するに、その事務所が自分に合うかどうかは、入ってみるまで分からない、
 運まかせ、ということになるというように感じています。

~ 後編(中規模事務所←弊社)につづきます ~

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