はじめに
皆さん、税理士試験ってどんな試験かご存知ですか?
税理士は、企業の経理や税務に関する専門家として、
社会から大変求められている存在です。
しかしその資格を取得するためには、
難関とされる税理士試験に合格する必要があります。
そこで今回は、税理士試験について説明します。
- 税理士試験とは?
税理士試験は、国税庁が実施する国家試験です。
この試験に合格し、2年以上の実務経験を積むことで、
税理士の資格を取得することができます。
税理士は、企業の経理や税務に関する専門家として、
次のような業務を行います。
確定申告書のの作成
税務調査への対応
財務諸表の作成
経営コンサルティング
- 試験内容
■会計科目(必修)
簿記論
財務諸表論
■税法科目
所得税法
法人税法
相続税
消費税法or酒税法
国税徴収法
住民税or事業税
固定資産税
(所得税法または法人税法のいずれか1科目は必ず選択)
試験合格には、5科目以上の合格が必要です。
ただし、1度に5科目を受験する必要はなく1科目ずつ受験することができます。
合格科目は生涯有効です。
- 難易度
税理士試験は、非常に難しい試験と言われています。
合格するためには、長時間の勉強と、高度な専門知識が必要となります。
独学で合格を目指すことも可能ですが、
多くの受験者は予備校に通ったり、通信講座を受講したりして対策しています。 - 試験日程
税理士試験は、例年8月に実施されます。
試験申込は、例年4月中旬~5月中旬に行われます。 - 受験資格
会計科目については、受験資格の制限が撤廃され誰でも受験できるようになりました。
税法科目については、学識、資格、職歴といった様々な分野の受験資格が定められています。
学識であれば、
「大学、短大又は高等専門学校を卒業した者で、社会科学に属する科目を1科目以上履修した者」等、
資格であれば「日商簿記1級合格者」等に受験資格が与えられています。 - 合格後のキャリア
税理士は、独立して税理士事務所を開業したり、
企業に就職したりすることができます。
近年では、コンサルティング会社や金融機関などで活躍する税理士も増えています。 - まとめ
税理士試験は、難関な試験ですが、
合格すれば非常にやりがいのある仕事につくことができます。
もし税理士を目指したいと考えている方は、
早めから勉強を始めることをおすすめします。