5年目の履歴書/コンサルタント 税務コンサルティング部 2018年中途入社

新入社員

大学卒業後、金融機関に一般職として入社。

人に恵まれた職場だった。年次を増すごとにステップアップができて、失敗もあったけれど、仕事も楽しかった。通常であれば一般職には任せてもらえないような業務もさせてもらった。

当時は一般職と総合職の区別があり、この先の人生、一般職の枠を超えて仕事をがんばっていきたい、という気持ちを持つようになる。
一方で、やる気だけはあったが、文学部出身の自分には何ら知識のバックグラウンドがなく、総合職のような活躍は夢のまた夢であることを痛感していた。

いっそのこと「この資格があるから働いていける」というような専門職を目指そう、と決意する。専門学校のパンフレットを眺めて、士業の中で資格が取りやすそうに見えた税理士を志すことに決め、退職することにした。(実際には資格取得はそう簡単ではなかった。)

転職

大手の会計事務所に就職する。

(説明会に参加したところすぐに内定をもらい、業界のことをそう知らずに1社目で入社を決めた。)
外資系大企業の申告書作成や、公認会計士に同行しての会計監査業務(税金部分のみ)などに明け暮れ、睡眠不足と戦う日々を過ごす。ジュニアスタッフからシニアスタッフに昇格した。いい仲間に恵まれた。

業務内容が限定的であったので、果たしてこのままでよいのか、と思うようになる。事務所内異動も打診してもらったがその部署も専門部であったので、外の世界を見ることにする。

前職まで

中~小規模の会計事務所で経験を積む。

仕訳入力も行ったことがなかったので、経験者にはカウントできない新人からのスタートだった。また振り出しにもどってしまった、という気持ちだった。それまで経験したことがない中小企業ならではの苦労もあった。
お世話になった方々も多く感謝している。

紆余曲折して一時的に上場企業の子会社で、グループ企業の会計入力や振込業務など、バックオフィス業務に従事することになる。そのようななかで、また税務職に戻りたい、という気持ちが沸くようになった。

それまで経理の担当者の方々とのやりとりはあったものの、お客様の相談に乗る業務を経験してこなかったため、様々な経験を積めそうだと感じた資産税務相談センターに応募した。
面接当日は廊下に書籍がずらっと並んでいたこともあって(現在とは異なる旧事務所)、専門的知識をもって業務を行っている方々が所属しているのではないか、と感じたことを覚えている。

1年目

毎日全員で清掃して朝礼を行ったり、毎月月初に全体で先月の決算の片付けを行ったり、毎週業務の進捗の報告を行ったりなど、これまで経験してこなかった、会社全体が一丸となった文化が新鮮に感じる。

個人と法人のお客様の担当をまかせてもらう。
いろいろな業務ツールがあり、覚えることがたくさんあって、とにかくメモをたくさんとる毎日だった。

入社してすぐに先輩方に同行して、お客様を訪問するようになる。
お話しする相手が経営者の方々ばかリで、これまで行ってこなかった業務なので緊張するばかりだった。

2年目

業務全体の流れは分かり、事務所のルールに慣れてくる。

ようやくメモを見ないで業務を行うことができるようになる。

一方、お客様対応は自身が主体となってお客様とお話することが求められるようになる。右往左往する日々が続くが、一緒に先輩方が同行下さるのでアドバイスを仰ぎつつ日々を乗り切る。

3年目

事務所のルールには慣れて、先回りして業務をすすめることができるようになる。

適切な経理処理ができていなければ、適切な財務の把握ができずに担当会社の運命を左右してしまうかもしれない、という不安と緊張感と戦うようになる。

少しずつチェックする側の件数が増える。
また、相続税の申告や、簡単な株価評価など、これまでと違った新しい業務もさせてもらえるようになる。

4年目~

入力業務も、お願いするものが増えてきた。

自身の力不足を日々感じる日々であるが、
知識も経験も豊富な頼りになる先輩方に相談することができる環境に恵まれている。

基本的には一人で完結させるものはなく複数で業務を行うことと、
何においても相談ができる環境にあるので、とても心強い。

経営者の方々の力になることができるような力をつけていきたい。

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